心の病気を患っている方々へのアプローチ

IMICの石川貴章です。
今回もご相談をいただいております。
是非、ご参考になさってください。

神奈川県内にて整体院を経営しています。
様々なご相談を頂く中で、うつ状態などの精神的な問題、心の病気を患っている方々に対してどのようなアプローチができるものでしょうか。
実際に石川先生がどのような対応をされているのかお教えいただければ大変参考になります。ご指導のほど宜しくお願い致します。

ISHIKAWA CASE ADVICE

ご質問ありがとうございます。
これは臨床に携わる人間にとっては大変重要なテーマです。
一例として挙げられた「うつ」というもの一つを考えても、その意味合いは程度によって解釈が異なってくるものだと思います。
いわゆるうつ状態というのは一過性では大なり小なり誰しもなり得る状況だと思いますが、専門医によって診断を受けた病態であれば、これはまた特別な対応が求められるでしょう。

気持ちが楽になる応対や施術

整体学校、心のケア

あくまでも我々は精神疾患を扱うことのできる専門医ではないので、その立場を理解した上で言動を心得なければなりません。
それはつまり、
「無理に答えを出さなくてもいい」
ということだと私は思っています。
こう考えればいい、こう行動すればいい、という具合のアドバイスは控えるべきだと思います。
我々にとって大切な心構えは心の問題であるならば、それを解決しようと無理をするのではなく、少しでも楽になっていただければ、ということです。
心の問題を患っている方々にとっては、何か特別なことができなくても、その空間を提供するだけでも大切な仕事ではないかと思っています。
人は皆、身体の緊張が緩めば気持ちも楽になるものですよね。
大きな変化はなかったとしても、それが小さなきっかけになるかもしれないし、ご本人にとっては大切なひと時と感じて頂けていたら良いですね。
ほんの些細な気遣いが、ほんの小さな気配りが心を動かすこともあると私は思います。

施術はパーソナルテンポがポイント

整体学校、心のケア

施術においては手技のリズム、タッチの深さや強弱に気をつけて、ご本人のパーソナルテンポに合わせることがポイントです。
パーソナルテンポとは、一人一人が持っている一番心地よいと感じるテンポです。
これは施術をする際の時間帯や患者さんの気分によっても変動するものです。
それを感じ取り、ペースメイクしていく意識を持つことが良いと思います。
こちらの手技と患者さんのパーソナルテンポがシンクロしてくると、患者さんの呼吸が安定してきます。施術しながらゆっくり何気なく会話ができるくらいの感覚です。

心を込める

整体学校、心のケア

私個人としては、あまり過去や現状についてあれこれ聞かず私の話をすることが多いです。
そうすると、いつの間にか患者さんもご自身のことを自ら話し出してくれたりします。
きっと施術を受けて身体も楽になり、気持ちも楽になって頂けたんだと思います。
これは病院ではない、我々だからできる他に比較のないものだと思います。
心を込めたご対応をさせていただくこと。その基本はどんな患者さんにも変わりありません。

IMIC学長
石川貴章

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五十肩,鑑別法

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